住まいの健康診断

自己診断

建て替えかリフォームか?

「建て替え」か「リフォームして住みつづけるか」でお考えの場合、「建て替えたら、現行法規では、今より床面積が狭くなってしまう」「既存の建物に愛着があり壊すのは忍びない」などの理由で大規模リフォームを採用されることもあると思います。
しかし、

  • 既存住宅の構造部分が現在の耐震基準に合っていない。
  • 構造に配慮をしない構築などを行っている。
  • 柱、土台などがシロアリ、腐りなどの被害にあっている。

上記の場合、工事が大規模にならざるを得ず、かえって新築よりも費用がかかる場合もあります。下の表は1995年の阪神大震災で「倒れた家」と「残った家」の特徴をまとめたものです。「倒れた家」に該当する項目が多ければそれだけ、リフォーム工事は大規模になります。
それぞれの項目でご自宅がいずれに該当するか見てみましょう。

阪神大震災で「倒れた家」と「残った家」を比較する

  倒れた家 残った家
地盤の良し悪し
  • 軟弱な沖積層の上
  • 活断層の上
  • 海や川の埋立地
  • 丘陵地の盛土されたところ
  • 不完全な土留工事がされたところ
  • 崖地の下など敷地の特性によるもの
  • 液状化によるもの
  • 地盤が軟弱でも、それを配慮して基礎をしっかり作ってある
  • 昔から人が住んでいた安定した地盤の上に立っている
  • しっかりした造成工事が施工されたところ
重い屋根と軽い屋根
  • 葺き土を使った日本瓦の比較的古い家
  • 屋根の重さに比べて柱、梁などの部分が細く、加えて筋かいがなかったり、接合部が痛んだりしている
  • 金属板などの軽い屋根材の家
  • 部材や接合部に問題があっても、屋根が軽かったために倒壊を免れた例が少なくない
雑なつくりとしっかりとしたつくり
  • 各部材が通常よりも細いもの
  • 部材同士がしっかりと接合されていないもの
  • 筋かいのないもの
  • 基礎がしっかりとしていないもの
  • 筋かいが適正に配置されている
  • 各部材が良質で太い
  • 部材同士がしっかりと接合されている
壁の配置がアンバランスな家とバランスのよい家
  • 狭い間口いっぱいに開口部がとられていたり、部屋の配置が悪く壁の位置が片寄っている
  • 家の角に車庫などがあり、開口部が片寄っている
  • 一階に大きい部屋がある
  • どの方向にも、適度に壁が配置されている
  • 1,2階ともに同じ位置に壁が配置されている
メンテナンスに無関心な家と積極的な家
  • シロアリの食害がひどい
  • 湿気がたまりやすく部材が腐っている
  • 雨仕舞が悪い
  • 傷んだ箇所が放置されている
  • 新築のときに上記の点を考慮していない
  • 新築の際にシロアリ、通気、雨仕舞に対してよく考慮されている
  • こまめに痛んだ箇所を点検、補修している
増改築で弱くなった家、強くなった家
  • 一階の基礎が弱かったり、柱や壁が弱いのに2階を増築している
  • 増築の際に、バランスよく配置されていた壁を開口部にしてしまった
  • 増築により壁配置や重さのバランスが悪くなった
  • 増築の際に、古い基礎と新しい基礎を緊結している
  • 間取りを考えて、家のバランスを崩さない
  • 必要な補強、補修を行っている
  • 土壁を石膏ボードやベニヤ、サイディング剤などに変えている
  • 屋根を軽くするか、補強している

出典「地震・火災に強い家の建て方・見分け方」設計協同フォーラム

診断内容

正確を期すには東都生協の「住まいの健康診断」をお勧めします。

住み手の立場で建物の劣化や耐震性について診断し、補修方法の提案など住まいを大切に末永く付き合っていただくためのアドバイスをします。(対象は木造在来工法住宅です。)
診断は有償です。 住まいる会 設計部会の一級建築士が専門的な知識、技術により診断をいたします。(営業のための無料耐震診断ではありません。)
特に1981(昭和56)年の「新耐震設計基準」以前に立てられた建物は、診断を受けられることをお勧めします。

「住まいの健康診断」診断内容がさらに詳しくなりました!

住まいを支える大切な「基礎の鉄筋有無」も鉄筋探査機で調査します。

住まいの健康診断

※1 住まいの健康診断の床下調査は構造を確認するものであり、シロアリの生息調査ではありません。シロアリ・腐朽調査は専門家による下記オプション調査をご利用ください。
※2 「木造住宅の耐震診断と補強方法」(監修 国土交通省住宅局建築指導課)による診断方法です。従来の簡易診断にくらべ、より詳しく構造に関する調査をします。基礎の鉄筋有無調査と合わせ、住まいの耐震性等の実態をより正確に把握できます。

  • 対象は木造在来工法1~2階建て住宅です。(3階建てはご相談ください)
    特に1981(昭和56)年の「新耐震設計基準」以前に建てられた建物の診断をお勧めします。
  • 診断当日は、簡単な結果報告をいたします。日を改めて、写真を添付した診断結果報告書をもとに詳しくご説明します。
  • 診断費用は報告書説明後に、担当した建築士に現金でお支払いください。
  • 住まいの健康診断は、当該住宅の「欠陥」や建築業者の「工事瑕疵」を判断する、ものではありません。売主や建築業者との調停や裁判の資料・証明書としての使用はかたくお断りします。
  • 「住まいの健康診断」は壁の中など見えない部分を全て解体して現状を確認するわけではありません。診断後のリフォーム工事の際、工事着工前に予測し得ない原因による補修等追加工事を必要とする場合があります。

診断料金

項目 料金
基本料金
(のべ床面積100平方メートル以内)
97,200円
100平方メートルを超える場合10平方メートルまでごとに
(最高料金124,200円)
5,400円
平面図(間取図)がない場合 
診断用図面作成のため
10,800円
(オプション)シロアリ専門業者による床下シロアリ調査 
※床面積に関わりなく
10,800円

オプションの「シロアリ・腐朽調査」も合わせてご利用になった渋谷区の組合員さんより

専門業者に現状を調べていただき、気になっていた点を細かく知ることが出来参考になりました。想像以上に見えない部分にいたみが多いことが分かりましたので改修する際には、今後安心して住める家にするために診断結果を生かしたいと考えています。

住まいの健康診断の様子

      既存図面のチェック

      図面と照らし合わせながら床下構造チェック

      床の水平チェック

      床下の構造調査

      狭い天袋からこんな風に小屋裏を調査

      屋根は梯子から見える範囲の調査

      土を掘って基礎の型を調べます

      鉄筋探査機による検査の様子

お問い合わせ

生活文化事業部

TEL:03-5314-5963   FAX:03-3308-8977
フリーダイヤル:0120-80-0103
電話受付:月曜~金曜日
午前9時30分~午後4時30分