お米が支える! 私たちの健康と日本の農業

東都生協が進めている 「お米を真ん中に」は、試食や交流などを通して、安全でおいしいお米をもっと利用し、広める活動です。お米のすばらしさに触れて、みんなでお米を真ん中に 「食」と「農」について 語り合いましょう。

食の未来づくり運動

お米はからだに必要な栄養素がバランスよく含まれている食べ物。消化吸収もよく、カロリーも低いため主食として優れていることは言うまでもありません。お米をはぐくむ水田には、洪水を防いだり気温の上昇を緩和するなど、国土や自然環境を守る機能があります。お米を食べることは、私たちの健康だけでなく日本の農業や環境を保全することに役立っているのです。

お米ってこんなに体にいい

お米は栄養価に富んだ食品で、力の源です。含まれている栄養素は、炭水化物のほか、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウムなどなど…。お米は、それ自体に体に必要な栄養がバランス良く含まれている優れた食品です。おかずと一緒に食べれば、さらに栄養バランスの良い理想的な食事となります。
炭水化物が分解してできるブドウ糖は、脳の働きを活発にしてくれます。朝食をしっかりとれば、仕事にも勉強にも身が入るでしょう。また、お米はゆっくり消化・吸収されるので、お腹が空きにくく、意外ですがパンに比べてもカロリーが低いのが特徴です。
小さな子どもの成長にも、欠かせない大事な食べ物と言えます。

お米って 日本の農業の基本

日本では、食生活の変化に伴い、お米の消費量が年々減り、需給調整のためいわゆる減反が行われ、現在は約4割の水田で稲が作られていません。
90年代になってお米の販売自由化が進むと、今度は価格が不安定になり、生産者の生活を脅かしてきました。安売り競争の結果、有名な銘柄米を名乗る偽物も多く出回るようになりました。今では農家の高齢化も進み、休耕田や耕作を放棄せざるを得ない水田が問題にもなっています。
日本人にとって大切なお米なのに、それを作り続けていくための環境は、決して良いものではありません。1960年代はじめ、1人当たりのお米の消費量は年間約120kgだったのが、今はその半分の約60kg。体にも環境にもいいお米を食べ続けることが、豊かな食生活を維持し、日本の農業を支える基本なのです。
ちなみに、国民全員が毎回の食事でご飯をもう一口食べるだけで、食料自給率が1%アップするそうです。

お米ってこんなに環境にいい

「瑞穂の国」と呼ばれる日本。一面の湖となる春、緑のじゅうたんの夏、黄金色がまぶしい秋と四季折々の姿を見せてくれる水田の風景には、だれもが懐かしさを感じるのではないでしょうか。
水田はお米を育てるだけでなく、昔から国土の保全にも大きな役割を果たしてきました。水田は雨が降るたびに水をため、ゆっくりと時間をかけて地下へ導いてくれるため、洪水を防ぐ機能があります。
斜面に作られた棚田は、地すべりを防いでくれます。
さらに、水田の水は蒸発して気温の上昇を緩和すると同時に、たくさんの生きものを育みます。
このように、水田は日本の国土と自然環境を守る重要な働きをしているのです。

米粉から見えるお米の可能性

 小麦粉などの食料品が値上げをしていることもあり、最近、目立って伸びているのが米粉の消費です。お米をご飯として食べるのではなく、小麦粉の代わりとしてパンやお菓子の原料として使います。小麦アレルギーの子どもも食べることができ、米粉の利用はさらに広がりそうです。

お米を真ん中に ~食の未来づくり運動~