プレスリリース

2015.11.19

12.9「検証TPP- 全国フォーラム」のご案内

<呼び掛け>
さる10月5日、アトランタで開催されていたTPP(環太平洋経済連携協定)交渉閣僚会合は、「大筋合意」を発表して閉幕しました。1カ月後の11月5日には、オバマ大統領が協定に署名する意向を議会に通知し、事態は進行しています。

ところが、徐々に公表されつつある「合意」内容を見ると、農産物関税の扱いは国会決議違反といわざるを得ないのではないでしょうか。さらに日米並行協議を含めルール問題の内容を見ても、日本政府の説明とは異なり、多くの人たちが抱いてきた懸念が払拭されたとは思われません。政府は「合意」の全容も明らかにせず、国会承認もないのに、マスコミを使って「消費者には利益」「中小企業も活用できる」などの宣伝や事後対策論議を進めています。速やかに全容を明らかにして、国民的議論に付すべきです。

この「フォーラム」では、入手可能な部分から見えるTPP「合意」の問題点を検証するとともに、今後全国でどのような運動を進めるのかを交流し、考えます。
たくさんの方々の参加を呼び掛けます。

12.9「検証TPP- 全国フォーラム」

<開催要項>
日時:2015年12月9日(水)午後1時~午後5時
会場:参議院議員会館「講堂」(*入館票は12時30分からロビーで配付します)
内容:(*現在報告者など調整中です)
  呼び掛け人からの「フォーラムの意義と問題意識」

<第1部>「TPP『合意』を検証する」
  報告①TPP交渉「合意」が意味するもの
  報告②地域農業への影響農政との整合性など
  報告③医療の営利化の進展が懸念される
  報告④ISD条項はどうなった
  報告⑤食の安全は心配ないのか
  報告⑥著作権で懸念は無いのか

<第2部>「TPP協定の調印を止めるために」
  報告①TPP協定…今後の流れと運動課題-国際連帯も含め
  討論=各地、国民各層で行われている運動交流と今後の取り組みについて

資料代:500円
※東都生協に事前申し込みをしてくださった方は、参加費を東都生協で負担します
申込方法:組織運営部に電話かメールで
電話:03-5374-4756 fax:03-5374-5557
締め切り:12月4日(金)

<呼び掛け人>(50音順)
  天笠啓祐(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表)
  石田敦史(パルシステム生活協同組合連合会理事長)
  内田聖子(アジア太平洋資料センターPARC事務局長)
  加藤好一(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会会長理事)
  菅野芳秀(TPPに反対する人々の運動共同代表・山形百姓)
  坂口正明(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会事務局長)
  鈴木宣弘(東京大学大学院教授)
  住江憲勇(全国保険医団体連合会会長)
  醍醐聰(TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会よびかけ人)
  田沼征彦(TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える岩手県民会議代表世話人)
  中野和子(TPPに反対する弁護士ネットワーク事務局長)
  庭野吉也(東都生活協同組合理事長)
  原中勝征(TPP阻止国民会議代表世話人)
  藤澤直広(滋賀県日野町長)
  藤田和芳(株式会社大地を守る会代表取締役)
  本田宏(外科医、医療制度研究会副理事長)
  山田正彦(TPP差止・違憲訴訟の会幹事長)
  山根香織(主婦連合会参与)