プレスリリース

2014.01.01

新年のごあいさつ


東都生協 専務理事 庭野 吉也
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
年頭にあたり皆さまのご健康ご発展を心よりお祈り申し上げます。

私たちは設立以来、生産と消費を結ぶ産直を事業と活動の基軸に据えて歩み、昨年で40周年を迎えました。

組合員の皆さまをはじめ、生産者の皆さま、関係各位のご指導ご協力をもって、今日に至ることができましたことを、心より感謝申し上げます。

当組合が設立された1973年当時は、第一次石油危機と物価狂乱の時代でした。日本経済は急成長を遂げたものの、多くの国民は生活不安と不満の渦に巻き込まれていました。

こうした危機から家族の「いのちとくらしを守る」ため、組合員一人ひとりが力を合わせて 産直事業と組合員活動を発展させ、日本の農業を守る運動に力を注いでまいりました。

今日の私たちを取り巻く情勢に目を向ければ、国内経済は回復基調にあるとされながら、 所得や雇用などくらしの先行き不安が解消された実感はありません。

また、いのちを育む農の現場では、担い手の不足、高齢化による離農、耕作放棄地の増加など、生産基盤そのものの崩壊が加速度的に進んでいます。

食とくらしがさまざまな課題に直面する中、組合員のいのちとくらしを守っていくために、私たちは引き続き、食の安心を次世代に継承する「食の未来づくり運動」を通じ、組合員のくらしの実情と要求をしっかり受け止め、くらしにより一層貢献できる生協づくりを進めてまいる所存です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

東都生活協同組合
専務理事 庭野 吉也